コツコツ(ノックの音)
本隊長 「入れ。」
突撃隊長「突撃隊長、入ります。」
本隊長 「先日の作戦の件だが…。」
突撃隊長「…。」
本隊長 「十勝岳登頂作戦では貴様だけが脱落したそうだな。」
突撃隊長「はっ、恥ずかしながら特殊低速攻撃機みかんモトコ号が突然スローダウンしてしまったものですから。」
本隊長 「札幌の新兵は足で漕いで登ったと聞いておるぞ。」
突撃隊長「私が日ごろ訓練で鍛え上げておりますから気合いで登らせました。しかし、自分の愛機は全く吹け上がらなくなってしまい…。」
本隊長 「だまれ、言い訳はいらん! 貴様の機体は何やら怪しい臭いがしていたそうじゃないか。」
突撃隊長「はっ、今年はラベンダーの香りを出すためにオイルを混ぜて走っておりました。」
本隊長 「ほぅ、ラベンダーの香りのぉ。いい趣味だ。昨年はイチゴの香りか?突撃隊長たるものが婦女子のような香りにうつつを抜かし良い気なものだ。」
突撃隊長「はっ、微かな香りが精神を落ち着かせ高ぶった神経を鎮めるのであります。」
本隊長 「言うな!その後、愛機を山に捨て、婦女子の助手席ではしゃいでいたのは判っているのだぞ。」
突撃隊長「げっ。その写真は…。」



[十勝岳中腹に乗り捨てられた突撃隊長の愛機の図]



[カモフラージュ工作の図]



[本隊長が入手した証拠写真]