HY戦争(エイチワイせんそう):
1979年(昭和54年)頃から1983年(昭和58年)頃にかけて、本田技研工業(以下:「ホンダ」)とヤマハ発動機(以下:「ヤマハ」)がオートバイ市場において激しくしのぎを削った覇権争いを指す。
Wikipediaより


そうだそうだ、僕らが少年~青年の頃、ホンダとヤマハは熾烈な争いを拡げ、次々と新型が発売されていたのだった。
当時は今ほど少子化でもなかったし(私の上の世代は段階の世代と呼ばれている)、女性層を狙ったファミリーバイクやスクーターが売れた時代だから、両社も無理して拡販を狙ったのでしょう。
最後はホンダが勝利したものの、経営的な痛手は相当大きかったのだそうだ。

1
私のラクーンコンポですが、純正電池パックは18,000円とお高いので、汎用の充電池を購入しました。
純正がニッカド電池で3000mAhなのに対し、購入品はニッケル水素電池で4200mAh。
ニッカドとニッケル水素電池では充電器が共用できるらしいので、これで電池容量をアップ出来るのだ。
この電池、タブ付きなので私がハンダ付けしても危険ではない(はず)。
直列20連結で23V程度の電圧になり、電池インジケータの5つのランプが1つだけ点灯するようになりました。
ちなみに、購入代金は13,000円弱。
充電池は材料だけでも結構高いのだ。

2
さて、電池が容易出来たら、次は充電器だ。
純正充電器はまだ供給されているが、13,000円近くする価格がネックでどうにも手が出せない。
思い切って買ってしまえば済む話なのだが、中古車体をお安く購入したのに、充電器に同じような代価を払うのは私のポリシーには合わないのだ。
(単にケチなのだと人は言う)

3
そこで私考えました。
「ヤマハの充電器も使えるんじゃないの?」
ヤマハの X15-10 というこの充電器は、ニッカド、ニッケル水素電池の24V対応。
コネクタ形状こそ違うものの、ホンダもヤマハも中の電池が違う訳はない。
更にこの充電器は某ヤフオクでゴロゴロ安値で売りに出ている。
元祖YH戦争ではホンダが勝ったが、電チャリ分野ではヤマハが勝利したんだな…。
※ホンダは電動アシスト自転車ラクーンシリーズを1995年に発売したが、2002年に生産終了し電動アシスト自転車から撤退した。

でも、やはり違いました。
ヤマハでは4端子の赤・緑が充電用の+-だと判ったものの、青・白を何に使っているのかが判らない。
ホンダは赤・緑と茶の3端子で、茶は温度センサーに使っている。
ヤマハの青・白は電池の放電用にでも使っているのだろうか?
赤・緑だけの結線で動かないかと試してみたが、やはり単純には充電してくれなかった。

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中身を見たら判るかもしれない?
う~む、さっぱ判らん。
私、3つ以上の電気部品が並んだら理解不能なのです。
蓋閉めておこう…。

そもそも、因縁のホンダ・ヤマハの充電器を遣い回そうという発想に無理があった。
彼ら意地でも同じ物を作らないだろうしね。
こうしてラクーンコンポの充電は当面先送りになったのでした。

誰か充電器を譲ってください。